慰謝料とは

「慰謝料」とは、民法第710条に基づき、違法行為などから損害を被り、肉体的な苦痛や悲嘆、恥辱などの精神的な苦痛・損傷を受けた被害者を慰め労わることを目的として支払われる損害賠償金のことをいいます。
旧民法では財産的損害に限られていましたが、現行民法では慰謝料も財産的損害の賠償と同等の損害賠償の一つの形態と考えられています。
この「慰謝料」には、制裁的な側面を強調する制裁説と、損害を補填する側面を強調する補填説に二分され、司法における判例にあっては補填説の立場をとっています。


この損害賠償の仕方は、金銭に勘案して賠償するように決められています。
精神的苦痛は人それぞれの価値判断で異なっており、主観的要素の強いものを定規や秤で計測するということは無理ですから基準を決めることはできず、慰謝料の金額に決まりはありません。
当事者同士で話し合って合意に至れば、それが慰謝料として成立します。
しかし、合意できない時には、社会通念上における一般的平均的価値観により、裁判官が損害の大きさを判断して慰謝料を決定します。


ではどういったケースで慰謝料を請求できるのでしょうか。
「不法行為」によって被った精神的苦痛における損害賠償です。
不倫や交通事故、セクシャルハラスメント、ストーカー被害、DV、名誉棄損、プライバシーの侵害、強姦、強制わいせつなどのケースが慰謝料請求の要件として多いです。


次に、慰謝料請求の方法について見ていきましょう。


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